2011.07.29 Friday
How I met lomo lc-a.
僕が初めてLC-Aを手にしたのは、2002年の2月。
BRUTUSだったか、PENだったかの雑誌で取り上げられていて、
なんだかかっこいい写真が撮れるみたいだ!と思い、欲しくてたまらなくなりました。
当時の価格は23,000円くらいで、今みたいなゴージャスな木箱じゃなくて、
シンプルなプラスチックケースで売られていました。
ちょっと想像しづらいかもしれませんが、パッケージを開けたときの第一印象は
「なんじゃ、このオイニーは!?」でした(笑)。
なんとも言えない、しめった香りがしていて、
「これがロシアの風か!」とイミフなことを思ったり。
で、早速フィルムを入れて大阪の街をウロウロ。
1日かけて撮ったのに、フィルムが終わらない。
カウンターが36に達しても、まだ巻ける。
そう、フィルムの装填に失敗していたんです。
裏蓋を開けると、案の定まっさらのフィルムが。
よーし今度こそ!とまた出かけて、またフィルムが終わらなくて。。。
なんと、それを3回繰り返しました。
で、これは僕には無理だ!と思い、お蔵入り。
2004年の暮れに「カメラ日和」の創刊号に出会い、
写真を始めるまでの約3年間、ミイラ化もせずに眠っていてくれたLC-A。
今度は装填も成功し、出来上がった写真はヘタクソながら、
独特の色合い。「やった!これじゃ!」となり、見事復活したのでした。
今僕の手元には、写真の3台があります。
2台目は写真や車の楽しさを教えてくれた従兄弟の形見。
これは一度LC-Aが絶版になって、リファービッシュモデルが販売された時のもの。
リファービッシュなのにプレミア化していて、31,500円だったはず。
で、一番手前のワイドアングルレンズが付いているのは、昨年買ったLC-A+。
インスタントバックの取り付けを考慮して、裏蓋が外れるようになった
マイチェン後のモデルです。
LC-Aが2台もあったので、LC-A+はいらないかと思っていたんですが、
yumiさんのお店主催、wbynさんが講師を勤められた、ロモワークショップに参加し、
多重露光やアクセサリーの楽しさを知って、はまって行きました。
LC-Aは個体差がけっこうあるカメラで、3台ともキャラが違います。
リファービッシュが一番ヴィネット(周辺光量落ち)が激しいかな。
いずれも楽しいですし、フィルムカメラにしてはコンパクトな方なので、
いつもバッグに1台は忍ばせています。
this photo was taken and edited with iPhone4
2011.07.24 Sunday
LOMO LC-A と NATURA CLASSICA
LOMO LC-A+と性格は違うのに、よく比較されたり、
LC-Aユーザーさんにも人気が高かったりするFUJIFILM NATURA CLASSICA。
詳しいスペックの比較などは他のサイトでも紹介されていますので、
ここではあえて感覚的なお話を(レビューにならない予感)。
フィルム感度が1600まで対応だったり(ナチュラはどちらかというと1600が標準な感じですね)、
開放がF2.8だったり、条件によってはナチュラも周辺減光がみられたり、
という共通点はたしかにあります。
上の写真、どちらがLC-AでどちらがNATURAか、おそらくユーザーさんなら一目瞭然のはずですが、
左がLC-A、右がNATURAです。
どちらが優れているとかいうことではなく、どちらの個性をいかして撮りたいか。
僕はそう考えて使い分けています。
(レンズの画角、フィルムが異なっていますので、純粋な比較にはなっていません。
LC-Aにはsolaris 200、ナチュラはNATURA1600フィルムを使用しています)
僕の使い分け方に関して少し具体的に言うと、
【LC-Aで撮りたい時】
●青空がきれくて、ロモブルーで表現したいとき
●周辺減光をいかしたいとき
●美しさよりも楽しさを追求するとき
●ハプニングに期待するとき
●多重露光したいとき(LC-A+)
●周辺減光をいかしたいとき
●美しさよりも楽しさを追求するとき
●ハプニングに期待するとき
●多重露光したいとき(LC-A+)
【NATURA CLASSICAで撮りたい時】
●夕方以降の時間帯や、暗いとき
●ズームが欲しいとき(ほぼ標準画角でも撮れます)
●人物を撮るとき
●ハイキーに仕上げたいとき
●MF一眼レフのサブ機として持ち歩くとき
●ズームが欲しいとき(ほぼ標準画角でも撮れます)
●人物を撮るとき
●ハイキーに仕上げたいとき
●MF一眼レフのサブ機として持ち歩くとき
少し前にNATURA CLASSICAの価格改定があったので(ホワイトモデルは対象外)、
今やLC-A+よりも安く買えます。でも、ほぼ同じ価格帯ではあるので、
どちらにしようかな〜って迷ってる方も多いんじゃないかと思います。
こればっかりは、一度自分の手で確かめてみるのが一番!
全国いろんなカメラ屋さんでワークショップをしていたり、
レンタル機を用意されているお店もあるので(数は少ないかもしれませんが)、
実際に使ってみることをお勧めします。
愛媛の方に限っては、当ブログのメンバー、yumiさんのお店でも
LC-A+やナチュラクラシカのレンタルを行っています。
興味のある方はぜひぜひお試しください!
2011.07.22 Friday
Russia Day Lomo LC-A+(限定モデル)登場
LC-A誕生の地「ロシア」と「生命の誕生」をイメージしてデザインされた
LOMO LC-A+スペシャルエディションが発売されたようです!
生命の誕生というなにやら大それたモチーフ、そしてそれをモロ直球な
グラフィックで攻めて来るあたり、ロモですね、やっぱり(笑)。
リミテッドエディションとのことなので、LC-Aマニア、コレクターさんには
たまらない1台になるかも。
気になる価格は38,850円。実質11,000円くらい安いLC-A+をお化粧直しをして、
17mmスーパーワイドレンズのLC-Wideと同じ価格で出して来る男前らしさも
僕は好きです。
"FROM RUSSIA WITH LOVE"というコピーはは、あの007のタイトル
「ロシアより愛をこめて」ですよね。このあたりのセンスもかっこいい。
ファインダーカバーとレンズカバーのまわりに描かれたイラストに関しては
深く突っ込まないことにしておきます(汗)。
何はともあれ、LC-Aに新しい仲間が増え続けているのはうれしいニュースです。